こんばんは。いゆです。
昨日まで地元に帰省しており、ようやく帰ってきました。
帰省の直前、私はあの場所にいました。
そう、コミックマーケット100です。
※前振りが長くなってしまったので、コミケのレポートだけ読みたい人は目次から飛んでください。
目次
コミックマーケット100
コロナ禍で影響を受けたのはコミケもまた同じ。
コミケ夏開催は実に3年ぶりのこと。
アフターコロナの開催としては昨年末の冬コミに続き2度目である。
そして何より、今回は記念すべき第100回。
コミケ歴の浅い私だが、行けばわかる、あの空気を吸っていっぱい買い物をしたいのだ。
開催は8月13日と14日。私は2日目の14日に行ってきた。
旅の準備
コミケのチケットを無事に取ることができて、私は旅の準備を少しずつ進めていた。
お金のこともそうだし、また、受付時間(後述)が早いこともあり、前泊することに決めていた。
場所は、7月に泊まったお茶の水イン。
御茶ノ水駅まで徒歩5分以内の好立地かつ、けっこうリーズナブルなホテルだ(土曜から一泊でも¥8,000しないくらい。プランによる)。
ただ、ちょっと分かる人なら、お茶の水って別にビッグサイトに近いわけでもないし、中途半端だと思うだろう。
実は、ここを選んだのには大きな理由がある。
それは、神田明神納涼祭だ。
8月12~14日にかけて開催されたお祭り。
そう、前夜祭にはもってこいではないか!ということで、そこに行くことを前提に、神田明神にかなり近い立地のお茶の水インを選んだわけである。
他にも、浅草橋の昆虫と触れ合えるイベントに行こうかな、とか、ルンルンで旅の計画を練っていた。
そしたら、もう皆さんはお分かりだろう。この後に待ち受ける悲しいことが。
え?台風来んの!?
嵐の前夜祭(?)
たぶん、ホテルを取って2,3日後のことだ。
台風8号が関東地方に上陸するかもしれない、とのニュースを見たのは。
おまけにそれが13日、つまりコミケ1日目、そして私にとっては前夜祭の日である。
そして、予報通り、台風8号は関東地方にやってきた。
風はさほどでもないが、雨は降る。
当然、納涼祭は中止だ。
完全に出鼻をくじかれた形だが、それでも台風の影響が本格的に出る前に東京入り。
あにばーさるカフェにてゆゆ式コラボメニューを食べてきた。
あにばーさるカフェ
かなり久しぶりのコラボメニューということもあってか、けっこう気合が入っているようだった。
アフレコ台本が展示されているし
各座席には、情報処理部の活動のまとめが置いてある。
メニューも、行けなかったお祭りを補完するような形になって良かったと思う。
期間中、もう1回くらい行きたいな。
そして天啓
この時点で雨は降りだしており、もう一つの予定地、浅草橋での昆虫イベントに行くかを迷っていた。
室内だから問題ないが、駅から徒歩7分はちょっとこの雨だと……とか考えてしまい、結局、気持ちが乗りきらずに断念。
代わりに、ホテルのチェックインまでの暇つぶしにパチンコを打つという愚行をやらかした。
何せ90分をぶらぶらして潰すのは難しい。ならば、パチンコへ……という、完全な死亡フラグ。
¥5,000までの投資と決め、負けたらATMに行こう、そうしよう、と救いようのない言葉を頭に並べながら打ちに行った結果、
¥12,000勝った
もはや奇跡である。後述するが、コミケ後の財布の状況的に、この勝ちが無ければ買い控えをしていたものが複数存在していた可能性が非常に高い。
いつもの自分なら完全に¥5,000溶かす流れだったのに、むしろ勝ってしまった。
そう、これは天啓だ。
前夜祭はいいから、コミケでいっぱいお金を使いなさい、という。
その後はホテルにチェックイン。
空腹と眠気に悩まされながら、台風をやり過ごしながら、アド街を見て、雨もほとんど止んだ22時ごろ近くのラーメン屋に行き、背徳のラーメンを食らう。
そして、翌日に備え眠りにつくのであった。
コミックマーケット100レポート(ここからコミケ記事)
前振りがクソ長くなってしまったが、ここから本題。
8月14日、私は東京ビッグサイトに向かった。
駅~受付
コミケには事前に購入するチケットが必要で、一般参加者はアーリー入場(開会と同時に入場できる)、午前入場(開会30分後くらいに入場できる)、午後入場、の3つの時間帯から自分に合った時間帯および、東・西・南ホールのいずれかを選んで購入する。
一応、抽選となっていたが、1日当たりの来場者を8~9万人に拡大(コミケ99は5.5万人)しているので、意外と競争率は高くなかったのではないか、と思っている。
特に、私は企業ブースメインなので、サークルに行きたい人が多いコミケにあっては有利だったはずだ。
私は午前入場の受付時間9時~9時30分枠だった。(受付時間は選べない。遅く行く分には問題ない)
そのため、9時過ぎに着けばいいかな、と考えていたのだが、ちょっとミスった。
まあ、今までのことを考えれば想像できたはずなのだが、駅から東京ビッグサイトまで素直に誘導されるわけないのだ。
ぐるりと迂回して、受付場所まで移動する必要があり、これが徒歩20分くらい。
そしてあろうことか、途中で合流した列は、わたしより次の回で受付する人たちの列。完全に出遅れた。
ただし、これはさして致命的ではない。理由は後述。
なんなら、この迂回大移動もコミケらしくて良かった。
目の前にビッグサイトが現れた時、私は祭りに来たことを実感することができた。
結局、受付したのは9時40分くらい。
次回は受付開始時刻の5分くらい前には東京ビッグサイト駅に着くようにしようと思う。
尚、受付時には身分証明書が必要(事前に告知されている)。
初日には数百人が身分証を確認できず、入場を断られているようだ。
【重要!】担当の準備会スタッフに聞いたところ、今日だけで、数百人以上の方々が身分証の確認ができず、心苦しいのですが入場をお断りしています…。ので、公式アカウントの方で繰り返しお願いをしています。明日の一般参加の方は、必ず本人確認書類をご持参下さい。よろしくお願いします #C100 https://t.co/xqj4jdrYLT
— コミックマーケット100開催記念 100 Days Countdownと寄せ書き募集 (@comiket_air) August 13, 2022
チケットもそうだが、身分証などもしつこいくらい前日や出発直前に確認しよう。
受付~開会
受付した後は待機場所へ。
なんと、今回南待機場所(企業ブース参加者向け)は室内待機であった。
どうやら西地区(サークル)も室内だったらしい。
炎天下の中開会を待つのがコミケの醍醐味!というほどの過激派では無いので、空調のきいた室内待機はたいへんにありがたい。
おまけにトイレも近いし。
そして、10時30分
コミックマーケット100開会のアナウンスが流れると、拍手が巻き起こる。
とてもとても、胸が熱くなった。
そう、私は帰ってきたのだ。コミックマーケットという、素晴らしき祭りに。
入場
開会と同時に入場できるのはアーリーチケット組だ。
それから約30分の待機時間を経て、午前入場組の会場への移動が始まる。
この午前入場組の移動、もちろん、受付が早い人から順に案内されるのだが、午前組はどんどん案内されるので、おそらく最初の移動開始から、全員の移動終了まで15分とかかっていないのではないか。
これが、先述した致命的ではない、という言葉の真意である。
なんなら、受付時間が遅い方が待機時間も短いので、そちらのほうが良いかもしれない。
ただし、どうしても欲しいグッズがあり、且つ、それが争奪戦となることが予想される場合はその限りでない。
その場合は、アーリーチケットが良いだろう。午前入場が¥2,000に対し、アーリーは¥5,000と2.5倍の価格差だが、背に腹は代えられぬ、という人もいるだろう。これが資本主義か。
さて、移動すること数分、いよいよ私は企業ブースへと足を踏み入れたのである。
南地区 企業ブース
南地区は企業ブースが並ぶ地区だ。
様々な企業ブースが並び、看板などを見ているのも楽しい。
いろいろなブースが並んでおり、言ってしまえばカオス。だが、それがいい。
その中で一番はここ、二次元コスパ。
しまりんのグッズがほしかったので。
特に列は出来ていなかったが、しまりんのグッズも一部完売が出たようだ。
見た感じ、一番並んでいたのはホロライブか。
どうやら、我らが茨城県公認Vtuberである茨ひより(ひよりん)が、ホロライブの誰かとコラボするらしい。
誰なんだろう。
このブースは、パチンコ・パチスロに使われているコンテンツのグッズを販売している。
前日、パチンコで勝たせてくれたのは戦国乙女(上段)で、一瞬何か買おうかと思ったが、私の部屋に調和しなさそうなのでやめた。
なんという企業か忘れてしまったが、ゆゆ式のグッズを販売している(しかも、原作描き下ろし!)ところがあった。
事前の調査では拾えていなかった企業で、こういう出会いも醍醐味なのだ。
また、面白い展示も。これらのイラストをフラッシュ機能をONにして撮影すると
ちょっとえっちな感じになる。
そういえば、企業ブースでは、エナジードリンクのZONEの無料配布があった。
写真ないけど私ももらいました。
企業ブースの醍醐味と言えばもう一つ、無料配布物だ。
この写真に写っているのは、ほぼ無料配布物(右端の色紙だけ購入特典だったかな)。
特に、奥にあるようなショッパーは企業ブースを回るなら一つはもらっておきたい。
戦利品をまとめて持ち運ぶのに重宝する。たいていどこかの企業は無料配布しているものだ。
まあ、中にはまったく興味を持てないものもあるのだが、それはそれで。
後でどんなものをもらったか確認するのもまた、楽しいのだ。
スタンプラリー そして西・東地区
今回、100回目のコミケを記念した企画がいくつか行われているのだが、その一つがスタンプラリーだ。
全部で4か所にスタンプがあり、全部押すと4コマ漫画になるらしい。
だが、このスタンプは当然南地区だけでなく、西・東にもある。
つまり、私は同人ブースが集まる地区に足を踏み入れることになるのだ。
もっとも、西地区には当初から行ってみる予定だったので、少しばかり行くところが増えるだけであるが。
見て回ってみて改めて思うが、同人誌は絵柄の合う・合わないがはっきり出るなあ、と。
もちろん、写真に撮ったのは気に入ったからである。まあ、このあたりのは買ってないんですが。
今回、私は3つのサークルから同人誌を購入した。それは後述。
そして、コミケ会場で同人誌を買うのはこれが初めてである。
記念すべき100回の節目に、私は新たな扉を開いてしまった。
もっともこれは、各地区間の移動制限が無いことや、参加人数が制限されているため、比較的人口密度が低いからできた芸当。
コロナ禍以前なら、人の波にもまれてどうなっていたことか。
さて、各地区を回って無事にスタンプもコンプリート。
このスタンプラリー、左上から始まって、右下で終るのだが、私は完全に真逆の順番で押していった。
というか、右下のスタンプがいちばん良いな。推しの本に囲まれて寝る幸せ。
この副産物的に、東7ホールのコスプレエリアを少し見て回ることもできた。
写真は撮らなかったが、ちょっと話題になっていたヤマダ電機のコスプレをこの目で見ることができたぞ。
また、移動中に各所の自販機で恒例のコミケ水(スポドリ)も発見。
これも楽しみの一つなわけだ。
水分補給はしっかりしようぜ。
離脱
結局、11時に企業ブースに入ってから約3時間半、私はコミケ会場を回っていた。
史上初めて、企業→同人→コスプレエリアの全てを回った。
グッズの重さ、太陽の暑さ、朝から行動することによる疲れ、そして代えようのない幸福感。その全てを感じながら、私は東京ビッグサイトを後にしたのである。
戦利品紹介
さて、ここからは戦利品紹介。
えっちなのもあるから苦手な人は注意だ!
企業ブース
まずは、二次元コスパブースで購入したしまりんグッズ。
お泊りセットと買っちったアクリルスタンドは完売したらしい。
メディコスではまちカドまぞくグッズ。
特典もばっちりコンプ(2セットもらった)。事後通販でも特典はつくらしいので、安心して大丈夫だ。
カーテン魂も、まちカドまぞくから、桃の特大アクリルスタンド。
事前に知っていたが、会場で見るまで普通に忘れており、あっ、ってなった。
ここまでは事前に購入予定を立てていたもの。以降は現地で購入を決めたもの。
リゼさんのビッグタオル。今回、ごちうさのグッズを扱う最大手とも言える、AUコープの出展が無いため、ごちうさグッズを何か買いたくて購入。ジーストアブースにて。
そして、先述したゆゆ式のグッズを扱っていたところで買ったタペストリー。
見えているのはタペストリーを入れている巾着(?)で、これに入った状態で渡された。普通にテンション上がった。
さすがに企業名が分からないではアレなので調べた。かぴばらしょっぷである。
以上が企業ブースでの購入品。
予定外の購入で¥10,000くらい追加購入している。
同人ブース
同人ブースで買ったものは全部えっちなやつだ。
苦手な人は注意するか全力でスクロールしてほしい。
まずは、あぬ(@ringoanu)さんによる同人誌。
Twitterを時々覗き見しており、この同人誌が新刊としてm出ることを知る。
これが私のコミケ会場における初購入の同人誌となった。
ちなみに、今回購入したやつの中では一番えっちだった。
続いて、ななろば華(@hanachan7188)さんによる同人誌(イラスト集)。
Twitterを時々覗き見している&メロンブックスで同人誌を購入したことがある。
団扇はノベルティだ。
こちらもなかなかえっちだった。
最後は、りかたん(@rikatantan2nd)さんによる、ごちうさ同人誌(イラスト集)。
こちらは、ななろば華さんがリツイートしていたものが目に留まり、購入してみることに。
今回買った中では一番えっち成分は低いが、それでも背徳感はエグい。
今回購入したのは上記3冊。これで計¥2,000だから安いものである。
尚、購入した方のTwitterアカウントは全員、“これでお前とも縁ができた!”(桃井タロウ並感)ということで、アカウントをフォローすることにしました。
結果、TLにえっちなイラストが突然流れてくるようになり、若干心臓に悪い。すぐに慣れる。
尚、コミケで合計¥35,000ほど購入した計算で、東京を出た頃の財布の残額は¥16,000ほど。
パチンコで勝ってなかったら残額が¥5,000を切っていたかもしれない。危ない危ない。
おわりに
私自身、夏のコミケは3年ぶり、コミケ自体も、コロナ禍以前の最後の冬コミに行ったきりで、2年半以上の月日が流れてしまっていた。
だが、その月日を経て、満を持して訪れたコミックマーケット100はとても素晴らしい場所だった。
何より、100回目の節目に参加できたことはヲタク冥利に尽きるというもの。
今回初めて同人誌を現地購入するという、新たな扉も開いた。
まだまだコロナ禍を抜け出したとは言えない状況で、制約の多いコミケは続くだろうが、むしろそれがプラスに働いている面もあるだろう。
今後も、一人の参加者として、コミケを守れるような行動を心がけ、参加していきたい。
今の職場のままだと、次は来年の夏コミかな。
年末年始が休めるところに転職したいな。
それでは、長くなりましたが、今回はこのへんで