こんばんは。いゆです。
前回に引き続きムシキングの連続コラム第2弾。
今回は、ムシキングカードに纏わるあれこれを書いていきます。
目次
コンパチカードあれこれ
ムシキングカードには、デザイン違いのカード(いわゆるコンパチカード)が存在する。
有名なものはアダーコレクションだが、それだけにとどまらない。
2003春
最初期のカードに見られるコンパチカードは、レアカードの別バージョンだった。
つよさ160の銅レアカードはキラ加工がないバージョンが存在する。見た目には少し劣るが、今見ると重要なコレクション要素だ。
写真はないものの、つよさ180の銀レアカードは青レアバージョンが存在し、つよさ200の金レアカードはキラの光り方が異なるバージョンが存在する。
このように、最初期のバージョンはただでさえ集めるのが大変なレアカードに別バージョンが存在するという、なかなかコレクター泣かせのバージョンだったのである。
パラレルコレクション
2003年夏限定バージョンから登場したのはパラレルコレクションと呼ばれるカード。
2003夏バージョンはムシの左右を反転し、ロゴをつけただけであったが、2003秋バージョンから、背景を暗くし、ポリゴン様(?)の模様をつけたり(写真左上と右下)、通常のものよりムシを拡大したり、といったバージョンが作られた。
2003春と異なるのは、つよさ100~140のノーマルのムシのみがラインナップされている点。
レアリティ的には集めやすくなったが、数は増えた。
当時は、このパラレルコレクションを集めるのも楽しかったものだった。
アダーコレクション
2005年の1億枚突破記念カードから登場した、おそらくもっとも有名なコンパチカード。
敵であるアダーが操る改造甲虫と同じで目が赤く、背景等のカラーリングも禍々しくなっている。
今までのコンパチカードとの最大の違いは、スキャン後に登場するムシの見た目も変わる(赤目のムシが出てくる)ことと、登場の際のボイスも主人公ポポではなく、アダーのものとなる、という2点。
当初はノーマルムシのみだったが、2005セカンドバージョンから、世代交代が近いレアムシもラインナップに加わるようになった。
やはり、つよさ200でアダーコレクションなんて持っていようものなら、子どもたちの間ではヒーローになれたんじゃなかろうか。
なかなかつよさ200のアダーコレクションは出ないのである。無念。
エラーカードあれこれ
今回のもう一つのテーマは、エラーカード。
私の知る、2種類のエラーカードを紹介する。
コガシラクワガタ 2003秋
2003秋に登場したコガシラクワガタは初登場をエラーカードで飾ることとなった。
左が正規、右がエラーカード。
お分かりいただけただろうか。
まず、ステータスが間違っている。
本来ならハサミわざ(チョキ)が必殺技の数値(70)になるべきところ、ダゲキわざ(グー)が必殺技の数値になっている。
こんな華奢な見た目でダゲキが必殺技な訳がなかろうに。
そして、ステータスのカラーリングも、正規は黄色なのに、たいりょくは青、わざは赤、となっており、これはバランスタイプではなくアタックタイプのカラーリングである。
いきなり2つも間違いが発生するという、豪華なエラーカードだ。
ちなみに、スキャンして出てくるのは正規のステータスのコガシラクワガタである。
タランドゥスツヤクワガタ フォレストグリーン
コガシラクワガタ以降、特にエラーカードを発生させていなかったのだが、2007年登場のフォレストグリーンで久々に、そして盛大にやらかしたのである。
エラーを発生させたのは、あろうことか、つよさ200のムシで今弾から復活する、タランドゥスツヤクワガタである。
こちらは、右が正規で左がエラーカード。
左右反転しているくらいで、ステータスの違いなども見られないのだが、なんと、エラーカードの方は超必殺技が表記のバッファロークラッシュではなく、復活以前のヒャクレツケンになっている。
先のコガシラクワガタと違い、本来あるべきでないものが登場してしまうということもあり、SEGAは郵送での交換対応を行った。
だが、むしろつよさ200のエラーカードということで希少価値が高まり、素直に交換した人は少なかったんじゃなかろうか。当時中学生の私も普通に手元に置いておいたし。
正規版とエラー版でムシの左右が反転しているのは、見分けやすくするために、正規版のデザインを変更したんじゃなかろうか、と私は考えている。
おわりに
というわけで、連載第2回はカードにまつわるエトセトラⅠということで、次回もカードに纏わる話をしていきます。
それにしても、記事を書きながら懐かしい思いが強くなってくる。
ムシキング、復活しませんかね、本当に。
それでは、このへんで
このほかにもスペキオシスシカクワガタの相性早見表が印刷されていないエラーもありました。
当時ゲーセンでエラーの告知が出ており、店員さんに言ったら好きなカードを選ばせてくれた記憶があります。
筐体の中から50枚くらい抜き取って見せてくれたのですが、200などレアカードが少なく…
結局持ってなかったヒャクレツケンと交換してもらいました。