こんばんは。いゆです。
22日から23日にかけて東京に一泊してきました。
なんか21日には東京だけでコロナ感染者3万人超えたらしいですけど、もはや気にしなくなってきた。
さて、今回は22日にハシゴした2つの昆虫イベントをあくまで私の視点で比較しようと思う。
果たして勝つのはどっちだ!?
茨城県自然博物館 企画展 昆虫展
まず朝から行ってきたのは、昨年も訪れたミュージアムパーク茨城県自然博物館で開催されている、第84回企画展「昆虫展 みんな集まれ!日本のむし・世界のむし」だ。
ちなみにこの日は2時間睡眠で朝から活動し始めたのでめちゃくちゃ眠かった。
それでも気合で博物館に到着。常設展はさらっと流して、企画展の方へ向かった。
入口を正面から見ると、真ん中に国蝶・オオムラサキの拡大模型が見えるようになっている。
その後はコーナーをいくつかに分けた展示がされている。
古代のクワガタって、どんな感じだったんだろうね。化石からだと分からん。
お次は日本のカブトムシとヘラクレスオオカブトの巨大模型が展示されているスペースへ。
ぶっちゃけ、ここが一番テンションが上がった。
というか、ここからエンジンがかかってきた感がある。
じゅえき太郎氏による、背景の絵も素晴らしい。
第2章からは標本がかなり展示されている。
とにかく様々な分け方で展示されている。全部見渡すのも一苦労なくらい、充実した点数だった。
モルフォの壁は圧巻。まるで宝石箱のようだ。
綺麗な蝶を見ていると、蝶を必死で集めている人の気持ちが分かってくるようだ。
ツノゼミも見ていると多様な形があって面白い。
ビワハゴロモもいいよね。
良くこれがクワガタの一種だと分かったよね。言われても分からん。
自然博物館の敷地内で見られる昆虫たち。
最大級の蛾、ヨナグニサン。数が減っていたが、保護活動の甲斐あって数が戻ってきているらしい。
放虫などによる外来種の侵入も問題です。
しかし、ヘラクレスを道中で見つけたら、どんな気持ちになるやら。
実は、4部まで分かれていた展示ですが、途中から気にせず見ていたので、どこからどこまでが何部か分からなくなっていました。
ちなみに2部には所々に拡大模型が置かれています。
また、生体の展示も。
なぜヘラクレスはこんなところにいたのか。
オオツノハナムグリの展示は珍しいですね。
水生昆虫(写真はガムシ)の展示もいくつかありました。ムシはカブトやクワガタだけじゃないぜ!
アリの巣をごっそり展示しているものも。
生体ではありませんが、トンボのジオラマ。これも珍しいうえに圧巻です。
とまあ、茨城県自然博物館の企画展・昆虫はこんな感じ。
眠気も吹き飛ぶ興奮をくれました。
東京ドームシティ・ギャラリーアーモ ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYO
自然博物館の後、バスと電車を乗り継いで向かったのは水道橋・東京ドームシティで開催されている「ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYO」
ヘラクレスオオカブト、コーカサスオオカブト、ギラファノコギリクワガタなど人気昆虫が大集結!生きたクワガタやカブトムシに触れる「昆虫ふれあいの森」や昆虫の目線で体感する「スカラベの巨大ふん玉」「ヌリハナバチ迷路」ではファーブル『昆虫記』の世界を楽しめます。
— Gallery AaMo (ギャラリーアーモ) (@Gallery_AaMo) July 1, 2022
こちらは標本の展示がスタート。
こちらも様々な分類で標本を展示しています。
裏側を見せる展示は珍しい。
で、その後はファーブルゆかりの昆虫を紹介するコーナー。
やっぱり最初はフンコロガシですね。
他にもヤママユやヌリハナバチの研究について紹介されていました。
また、写真に収めてはいないものの、ファーブルの生涯を紹介する展示もありました。めっちゃ苦労人だったんですね。知らなかったよ。
ヤママユのフェロモンに関連して、ニオイを体感するコーナーがありましたが、一つがとんでもなく臭かったのが面白かった。容赦ないんだもの。
また、子ども向けの体験コーナーもありました(他人の子どもを写すわけにはいかないので写真は無し)。
その後はカプセルトイ・いきもの大図鑑とのコラボコーナー、の前に変な空間があります。
蝶のトンネルや
デカいカマキリやカブトムシのジオラマコーナー。少しだけ動きます。
で、その後がいきもの大図鑑とのコラボコーナー。
商品展示の中に、さりげなく来月発売で商品写真が出ていないミニコレクションが展示されていました。
生体展示もこのコーナーに。
タランドゥスやゼブラノコギリなどの綺麗な昆虫や
お馴染みのヘラクレス・リッキーや(かわいそうに、胸角の先端が折れていた)
マンディブラリスフタマタ(撮りづらいねん……)
基本的には、いきもの大図鑑に登場した昆虫のみだが、一部、そうでないのもいた。
これまた撮りづらい位置にいたセアカフタマタ、こいつはまだ登場していないが、もしかして次に……?
生体展示の後は最後の体験コーナー。
ここで生きた昆虫たちと触れ合えるが……
日本のカブトムシとノコギリクワガタのみでした。
最後は物販コーナー。
むし社の協力の下、生体の販売もされているのが特徴。
ヘラヘラ140㎜で¥27,500か。安いっすね。買わないけど。
というわけで、ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYOはこんな感じ。
いざ、勝負
さて、今回の本題。
茨城県自然博物館VS東京ドームシティ
昆虫イベントとして筆者的に勝つのは……?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
勝者、茨城県自然博物館!!
もちろん、贔屓しているわけではないですよ。
標本や生体・ジオラマ等の展示数・質、全体的に茨城県自然博物館の方が上でした。
巨大ジオラマにしても、
これ(茨城県自然博物館)と
これ(東京ドームシティ)を比較してしまうと、明らかに茨城県自然博物館の方がリアルでカッコイイ。
まあ、東京ドームシティは植物も立体化してジャングルみたいにしてますが、日本のカブトムシ、こんなところにいるかしら……。
また、入場料を比較すると、
茨城県自然博物館:¥750
ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYO:¥1,600
※いずれも大人料金
と、2倍以上の差に。
全体的に展示の数・質ともに上な茨城県自然博物館の方が安いという、もはやファーブル涙目に……。
が、全体的には茨城県自然博物館の方が上でも、ファーブルの方がスゴイ!という部分がなかったわけではありません。
それがこれ
いや、このヘラクレス・ヘラクレスまじでデカイ!カッコイイ!!
見た時、思わず息をのみました。
一番好きな昆虫はヘラクレスオオカブト、という筆者にとっては、このサイズを生で見られるのはかなり感動もの。
また、物販コーナーもファーブルの方が上で、先ほどのように生体の販売や、昆虫関連書籍の販売等、昆虫グッズは充実していた印象。他のグッズも当然販売していた茨城県自然博物館のミュージアムショップに比べると、昆虫フリーク的には嬉しいかな。
あと、茨城県自然博物館はアクセスのしづらさが難点。東京のど真ん中でやっているファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYOなら、都内の他の場所で行われている昆虫イベントにも行きやすい。
じっくり周囲の自然も合わせて楽しむなら自然博物館だし、あちこち回りたいところがあるなら東京ドームシティだ。
そんなわけで、総合的には茨城県自然博物館の方が上だが、ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYOの方も要所要所で強さを見せていた。
東京では他にも昆虫イベントをやっているので、ぜひこの夏は昆虫に溺れる夏にしてみたい。
余談
今回の旅でGETした昆虫グッズたち。
茨城県自然博物館では展示解説書とクリアファイル(奥の真ん中と左)
ファーブルに学ぶ!体感する昆虫展TOKYOでは、BE-KUWAのヘラクレスオオカブト特集号と、1回¥300の木札(奥の右、木札は下の小さいヘラクレスオオカブト)。この木札で1発でヘラクレスオオカブトを引いたのは強運だと言っていいだろう(全9種くらいだったので)。
また、秋葉原でガチャガチャ・いきもの大図鑑くわがた04(手前)を回したところ、4回でくわがた4種が揃うという引きを発揮。もう1種はカミキリムシなのでスルーした。
どうやら今回は昆虫に縁のある旅だったらしい。
さて、この旅の2日目はどうだったのか。それはまた後日。
では、このへんで