こんばんは。いゆです。
この前の休み、5,6年ぶりくらいにミュージアムパーク茨城県自然博物館へ行ってきました。
茨城の中でも指折りのココロオドルスポットであるミュージアムパーク。今回はここを紹介しましょう。
目次
遠い
子どもの頃よく連れて行ってもらっていました。
実家は下妻市で、車で1時間ほど。
ただ揺られてればよかったので楽なものでした。
しかし、水戸から行くとなるとかなり遠い……。
9時半ごろに最寄駅を出発して、常磐線→東武アーバンパークラインと乗り継いで野田市駅まで出なければなりません。
同じ茨城県に行くのに、一旦千葉に出なければならないという……。
一応、守谷駅からもバスが出ているのですが、本数が少ないのでこっちのルートにしたのもありますが。
電車を降りると遠くに観覧車が見えます。
駅舎の雰囲気はお洒落。
キッコーマンの工場がそびえたちます。
キッコーマンの圧はすごいのですが、駅前はけっこう寂しい感じ。
ここで1時間時間を潰せと言われたら厳しいかも……。
この岩井車庫行きのバスに乗ります。
バスは1時間に1本くらいは出ています。
ここから約20分ほど揺られて、自然博物館入口というバス停で下ります。
よし、ついに到着……ではなく、約1㎞離れたところに放り出されます。
約10分歩くと、ようやく敷地内に。
また少し歩くとようやく建物が見えます。
この、ちょっと特徴的な屋根が目印。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館に到着です。
地図はコチラ
いざ、博物館!
チケットは大人¥750、高校・大学生¥460、小中学生¥150、未就学児無料(企画展開催時の金額)となっています。
早速館内に……と行きたいところですが、時刻は12時半。お昼ご飯を食べることにします。
レストラン ル・サンク
1階にル・サンクというレストランがあります。
実は、子どもの頃には一度も行ったことがありません。
大学生になり、一人でミュージアムパークに行くようになって初めて入りました。
自然を眺めながら食事ができます。
おススメは恐竜発掘カレーなのですが、今回は企画展限定メニューの化石ランチにしました。
見た目の通り、肉々しいので、けっこう満足感あります。その割にサラダやその他の野菜などで健康的(なはず)です。
……まあ、個人的には恐竜発掘カレーの方が美味しいですが。
腹ごしらえをしたら館内散策です。
マンモスのお出迎え!?
ミュージアムパークのシンボルと言えば、展示スペースに入ってすぐにあるコレです。
松花江(しょうかこう)マンモスです。
こんなデカイのが地上を闊歩していたのかと思うと浪漫があります。
正面下から。ちょっと面白い。
足元には、食物連鎖(?)を表す模型が。
子どもの頃はカブトムシとクワガタムシを一目見てから先へ進んだものです(当時はチケット売り場近くにありました)。
で、やっぱりこういうのはアレをやりたくなります。
そう、Holomodelsを使ってひよりんの写真を……
おい、マジか。
と、いうことで、今回はひよりんの写真は撮れませんでしたとさ。
ちなみに、この松花江マンモスは姉妹館の内蒙古自治区博物館(現:内蒙古博物院)との友好の証として展示されているとか。
マンモスを通り過ぎるとさらにデカイのが。
茨城大学構内に植えられたものらしいです。
こんなデカイのも、何ならこれよりさらにデカイ恐竜もいたんだよなあ……と考えるとこれはますます浪漫です。
ちょっと天井を見上げれば翼竜などもいます。
キョロキョロしすぎるのは危ないですが、たまに頭上も見上げてみてください。
さて、このスペースの近くに第1展示室があります。
1.進化する宇宙
まずは宇宙をテーマにした展示。
入ると惑星の模型がぶら下がっています。
全体に薄暗い展示室なので注意しましょう。
これは隕石。かつては持ち上げてみよう!なコーナーだったのですが、コロナの影響で見るだけに……。そういう展示がいくつかあります。
小惑星探査機「はやぶさ」の功績を伝える展示。前回来たときはありませんでした(たぶん)。
これは惑星探査機に乗った気分になれる映像です。
椅子が振動するので、ちょっとその気になれます。
これは昔からあって、子どもの頃から大好きなものの一つです。
変ったもの、変わらないもの、いろいろありました。
2.地球の生いたち
宇宙の次は地球の生い立ちについて。
この、プレート運動の展示はぬるぬる動きます。
岩石コーナー。ブラックライトを当てると……
他にもさまざまな鉱物の展示があります。
なんとなく、子どもの頃からきれいな石なんか見るのが好きだったので、こういうのも楽しいのです。
地球を形づくるものの展示の後は生物の進化へ。
古生物といったら三葉虫。大好きです。
爬虫類が陸に上がるようになり
アンモナイトなんかも出てきて
そして、おそらく次が一番のみどころ。
恐竜のジオラマ展示です!
全体図はこんな感じ。
トリケラトプスに
ティラノサウルス(手前は幼体)と、おそらく最も人気の恐竜がいるのです。
ちなみにこの展示、平成29年にリニューアルされ、ティラノサウルスに羽毛が生えました。
もう1頭の恐竜もトリケラトプスではありませんでしたし。
羽毛の生えたティラノサウルスは最新の学説に基づいています。
そしてこの展示、ただそこにいるだけではありません。
動きます。特にティラノサウルスが。
うおぉぉぉ!こっち見てるぞぉぉぉぉ!(アンチョビ並感)
当然、模型なので歩き出すことは無いんですが、目が合うと一瞬、本当に食われるんじゃないか、と思います。それだけリアルな展示なのです。
このスペースにはジオラマだけでなく、骨格標本(一部複製)もあります。
ティラノサウルスはこの骨格をベースにして作られたらしいです。
これはトリケラトプスの頭骨の一部。デカイ。
平日だったので、じっくりジオラマなどを見ることができました。休日は大変かもしれない……。
恐竜の後は哺乳類の時代。
最後は人間へとつながっていきます。
3.自然のしくみ
次の展示に向かうまでにまたいろいろ出会います。
このコーナーは現代の自然について知ることができます。
たくさんの標本や剥製が並びます。
シーラカンスコーナーは割と最近できたのだと思います。子どもの頃には無かったので。
土の中の生き物のジオラマもあります。
1円玉をこのサイズに拡大(100倍)すると……
こんなにデカくなります。
アリも
チ○コではありません、ミミズです。さすがに気持ち悪い。
ちなみに、一部の生き物は動きます。
このはく製もかつては触れました……。
森林の生態系のジオラマもあります。
夜の森コーナーも。
その後は河川・湖沼・海の生態系をジオラマと水槽で展示。
これはジオラマですね。
ちょっと衝撃だった話。
海の生物の水槽です。
ダイオウイカの剥製もあります。じっくり見てるとちょっとグロいです。
こういうジオラマもあります。
本物と、ジオラマと、合わせて楽しむことができるコーナーです。
4.生命のしくみ
ここから少し話が難しくなってくる感。
骨格の話(カニは外骨格です)。
遺伝子のらせん構造とかあるし
これは比較的分かりやすいかな。
ここは、目で見て、耳で聞いて、鼻で嗅いで、の体験ができます。
5.人間と環境
人間が起こしてしまった環境破壊について学び、何ができるのかを考えるエリアです。
数が減っている動物
自然の働き
絶滅しかかっている動物
絶滅してしまった動物
皆さんは、ここで何を考えますか?
6・7.ディスカバリープレイス
1階に下りていきます。
ここの展示はけっこう頻繁に変ります。
一時期話題になったダイオウグソクムシの生体展示。
世にも珍しい青いカエルと黒いバッタの展示。
このあたりは展示期間が限られるでしょう。
茨城の自然について学べるコーナーも。
ナウマンゾウ、出たらしいですね。化石が。
標本の展示もたくさんあります。
コーナー奥に行くとセミナーハウスへの通路が。
セミナーハウスは飲食可で、子どもの頃はここで途中で買ったお弁当を食べていたのです……。
また、1階には図書コーナーもあります。
そして、いよいよ博物館散策もクライマックスへ……
8.企画展 化石研究所へようこそ!
ミュージアムパークではだいたい一年中何かしらの企画展が行われています。
第80回となる今回は化石がテーマ。心が踊るな!
会期は6月13日までなので注意ですよ~。
まずは化石発掘のコーナー。
そういえば、子どもの頃は一度でいいから化石の発掘とかしたいと思ってました。
今となってはこんな器用なことできなさそう、とか考えてしまう。悲しい。
化石の分類コーナー
三葉虫とか
恐竜とか
貝とか。
イバラギホタテ……。学名でイバラギとなっているので直しようがないです。気になる……。
命名者はごじゃっぺということで。
ここがメインコーナーと言っても過言ではない。
ここにもティラノサウルスとトリケラトプスの頭骨が。
そして、今回の企画展の目玉がコレ
ティラノサウルスの発掘現場を再現しちゃったジオラマです。
やっぱりティラノサウルスを見るとテンションが上がります。
最後は茨城県の化石発掘最前線。
高校生が見つけたこの化石、スデゴロフォドンという種類のゾウの仲間で、頭骨化石としては世界で最も完全なものなのだとか。
こんなのが茨城で見つかるんですね。
こっちはちょっとガッカリ(?)なニュース。
茨城から日本最古の化石が見つかるでしょうか……?
展示場を出ると、次回予告が。
毒を持つ生き物、刺さる人には刺さるんじゃないでしょうか。
会期は7月10日~9月20日と、今回のが終了して1ヶ月ほど間が空きます。
旅の終わり
1階から最初の方で見た恐竜の化石を下から見上げることができます。
うん、やっぱりデカイ。
そして、ミュージアムショップへ。
子どもの頃は恐竜のおもちゃとかねだったものですが、今回購入したのは企画展の展示解説書(¥650)のみ。
これが大人になるということか……。
最後は屋上から景色を眺めます。
屋根の特徴的な形が目の前に。
そんな感じで今回のどうでしょう旅は終了。
本当なら屋外も充実しているのですが、今回は時間の関係で見送り。
またの機会にご紹介します。
おわりに※注意事項あります
現在、ミュージアムパークは土日祝日の入館が完全予約制になっています。
を必ず確認してください。
それにしても、やっぱりここは童心に帰ることができる場所ですね。
行くのは大変ですが、やっぱりまた来たくなります。
子どもの頃みたいに、企画展のたびに行ってみようかな……。
そんなこんなで、今回はここまで。
次回をお楽しみに