
ムシキング!いゆだ!
ムシにアツくなれた2023年ももうすぐ終わり。
今年も多くのヘラクレスオオカブトに出会うことができた。
今回は今年一年のヘラコレを総決算し、グランプリを決めたいと思う。
最強はどいつだ……!?
目次
選外
まずは、決勝に残らなかったヘラクレスを紹介。
甲虫王者ムシキング ムシフィギュアコレクション ☆☆
こいつはかなり残念だった。

令和の世にムシキングを騙るなら、もっとリアルなフィギュアを作りやがれ!となったやつだ。

でも、ミニカードは良かったぞ。
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トイスピ 昆虫図鑑 ☆☆
これもちょっと残念だったやつ。

もっとも、図鑑型の箱に入ってるというギミックがメインだろうから致し方なしか。

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ダイソー ☆☆☆
¥100という価格を考えればなかなかのもの。

だがやはり、決勝に残れるかと言われれば力不足は否めない。
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フジミ模型 プラモデル
今年のかなり早い段階で発売されたプラモデル。

造型は申し分ないが、やはり無塗装は痛い。
同じ会社で、エヴァとかのイメージ塗装をしたやつを売ってるので、普通のも塗装して欲しかった。
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SO-TA 1/1ヘラクレスオオカブト ver2.0 ☆☆☆☆☆
評価は堂々の満点。

昨年のグランプリを更に強化させただけのことはある。

しかしながら、それでも決勝に残った2種と比べると力不足感が否めない。
いかんせん、相手が悪かった。
決勝戦
さあ、いよいよ決勝に残る2種のヘラクレス。
今年はまさかの身内対決となってしまった。
プレミアムVSアドバンス
エントリーしたのはどちらもバンダイから発売されたいきもの大図鑑シリーズ。

超がつくほど立派な化粧箱に入れられて現れたプレミアム。

その圧倒的な迫力を前に、もはや敵う者はいないと思われた。

しかし、アドバンスがやってきた。

プレミアムの約1/5という価格ながら、見事な造形・塗装・可動域を実現。

さらにオンライン版ではカプセルトイヘラクレスの宿命とも言える胸角分割問題をも解消。

さて、どう比べるか……。
造形
もはや造形に関しては大きな差は無いと見て良いだろう。


むしろ、ほぼ同じクオリティで価格の安いアドバンスが一歩リードと言える。
塗装

プレミアムの体毛の表現はかなり驚いた。

一方で、アドバンス版と比べると、ややわざとらしい塗装である感も。
だが、アドバンス版はその塗装が癒着しやすく、塗装禿げが起きてしまうという欠点も抱えている。

総合的にはプレミアム版の方がややリードしているかも。
ポージング
実は差が出るのはここだ。
プレミアム版はもちろん、その可動域により様々なポージングを可能とする。
しかし、アドバンス版もそれはほぼ同様なのだ。

しかし……。

プレミアム版は重すぎるというのが欠点となる。
この写真では、アドバンス(右)はお尻を後脚がしっかり支えているが、プレミアム版(左)は重さに耐えられず下がってしまっている。
また、ディスプレイスタンドでの再現にも重さがネックとなる場面が。

これはアドバンス版。
ムシキングカードイラストを再現したディスプレイだ。
実はこれ、プレミアム版でやろうとしたら、バランスが取れず倒れてしまった。
上手いやり方があるかもしれないが、扱いやすさに関してはアドバンスの勝利だろう。
種類
これはもう、アドバンスしか勝てない。
プレミアム版は一応、前翅の差し替えは可能だが、ヘラクレス・ヘラクレスのみ。
1つだけ買っても2種類の翅を並べるのは無理なので、それをやりたい場合は2つも買う必要がある(1つ¥7,700)。
一方で、アドバンスは3種類がラインナップされている。

前翅の交換も可能で、いくつかダブっても別のカラーバリエーションのようにできるのが強みだ。
¥1,500(オンライン版は¥1,700)と安くはないが、ダブることさえも楽しみになりえるのは相当強い。
結果
これらを総合的に考えると、2023年のグランプリは……
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そう、今年のグランプリは
いきもの大図鑑アドバンス ヘラクレスオオカブト に決定だ!!
扱いやすさ、そしてほぼ同じクオリティでありながら、1/5の価格差という、圧倒的コスパが決め手となった。
おわりに
発売当初は絶対無敵と思われたプレミアムが、まさかのアドバンスの登場により2位となる大波乱。
アドバンスがもう少し遅く年明けにでも出ていたら、2年連続でいきもの大図鑑がグランプリになっただろうことは想像に難くない。
本当に今年はムシがアツい一年だった。
問題は来年。
この企画をやりたくなるようなヘラクレスオオカブトのフィギュアは現れるだろうか。
期待と不安に胸を膨らませながら、年を越したい。
それではまた来年も
ムシキング!!


