こんばんは。いゆです。

今日は茨城どうでしょうとしては初のコラム。

今話題……かどうかは知りませんが、来週末に国営ひたち海浜公園で開催されるLucky Fes

いばらき観光マイスターS級でもある筆者はこのイベントについて何を思うのか、徒然なるままに書いていきます。

そもそも、毎年夏にひたち海浜公園で開催されていたのはロック・イン・ジャパン・フェス(以下、ロッキン)だったのだが、新型コロナウイルスの影響でここ2回は中止。

おまけに、茨城県医師会との落としどころを見つけることができず、今年は(今年から?)千葉会場に変更となった。

が、茨城でフェスを開きたい人たちにとってはこれを黙って見てられるわけもなく、今年はLucky Fesという形で7月23日、24日に開催されることになったというわけ。

で、私はこれについてどう思っているのかというと、

正直、どうでもいい

だって

ロッキン(というか野外音楽フェス)に興味ないもん

とはいえ、ここで記事を終わりにするのもどうかと思うので、もう少し書いていこう。

まず、ロッキンの中止に一番ショックを受けた人たちはどんな人たちだろうか。

パリピ?音楽ファン?お祭り人間?

私の考えでは、宿泊事業者である。

3年前、普通にロッキンがひたち海浜公園で開催された年、私は仕事の都合でホテルの部屋を何部屋か、それも1週間ほど借りる必要があった。

が、ホテルが取れない取れない。それもそのはず、ホテルを取るべき期間の一部にロッキンが被っていたのだから。

それも水戸駅周辺のホテルだけではない。近隣駅の近くのホテルも軒並み埋まっていたし、何なら最終手段でウィークリーマンションを取ろうと思っても、そこすら埋まっていた。

そう、ロッキンの期間は茨城県の宿泊事業者にとってはフィーバータイムなのである。

それがコロナで中止となり、他の期間の集客も見込めず、大打撃を受けていたところに、ロッキンの会場を変更する、というニュース。

もしかしたら、宿泊事業者の人たちはファッ○ンとか思ってたかもしれない。

宿泊事業者のことを考えれば、別の形とはいえ、茨城でフェスを開催すること自体は喜ぶべきことなのかもしれない。

ただ、このLucky Fesがどれほど話題になっているのか、それは正直疑問な感じがある。そこに来て、また新型コロナウイルスの感染者が増えてきているので、波乱の幕開けとなりそうである。

ーーー

さて、私は先ほどフェスには興味がないと書いたし、諸々の動きもどうでもいい、とも書いた。ただ、ごく個人的な都合で言えば、あまりひたち海浜公園でやるフェスは好きではない。

なぜなら、電車が鬼混みになるからだ。

私の家の最寄駅は水戸駅より上り方面側にあるので、東京方面からフェスに来る人たちがたくさん乗っている。そして、私はそれを通勤電車として使っているのだ。

いつもなら座れる電車に座れなくなるので、フ○ッキンと思っていたことは認める。

まあ、逆に言えば思うことはそれくらい。

ただ、冒頭でお見せしたポスターに書いてある宣伝文句というか、合言葉というかが気になってしまう。

“茨城のフェス文化の灯を消すな!”

そうか、“文化”か……と少し考えてしまった。

調べてみれば、ロッキンの初開催は西暦2000年。そこからずっと、国営ひたち海浜公園は会場として使われ続けてきたのである。

言うなれば、ロッキンはひたち海浜公園と共に歩んできた、茨城の文化だったのかもしれない。

それが、あっさりと無くなってしまうのは、確かに寂しいことなのかもしれない。

茨城県医師会にしてみれば、少しでも感染拡大の芽を摘んでおきたい、という思惑もあったし、ロッキン側にしてみれば、何としても今年は開催したい、という思惑がある。

ただ、これで良かったかもしれない、とも思う。

結局、ロッキンにしてみれば、どこか他の場所でも、開ければ同じことである。たしかにひたち海浜公園はその広大な敷地と立地で開催するには絶好の場所だったかもしれないが、できないならできないで代わりがきくことも分かってしまった。もう、茨城にこだわる理由は無くなってしまっただろう。

ロッキンを茨城の魅力に挙げる人もいるようだが、本当にそうか。

主催団体は茨城県の団体ではないし、なにより来場する人は“ひたち海浜公園に来る”のではなく、“フェスに来る”感覚で、茨城で開催されている、ということは思考の外に追いやられているのではないか。千葉で開催されようが、ひたち海浜公園で開催されていたのと同じように楽しむだろう

結局、他の場所でも代わりがきくものを茨城の魅力としたって仕方がない。もっと、茨城の人たちが茨城の自然や風土などを活かしたものを魅力として発信していけばいい。

そういう意味では、今回のLucky FesはLucky FM茨城放送が主催することもあって、茨城の人たちが作っていくイベントだ。

茨城放送がやるんなら、茨城にこだわらなければ意味が無い。

もういっそ、ロッキンなんて忘れて、茨城の地に新たなフェス文化を誕生させてほしい。

こんなことを書いていたら少し興味がわいてきた。

23日は東京・昭島から、24日は自宅周辺から、新たなフェスの成功を祈ることにしてみよう。

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